ほうれい線とは
ほうれい線は顔が老けて見える要因のひとつです。ほうれい線は鼻の両側から口元へと延びるシワの一種で、他のシワのりもクッキリと残るため、表情を動かさなくて目立つ厄介です。ほうれい線が目立つ理由は諸説ありますが、現在有力なのは重力による垂れ下がりが一般的なようです。ほうれい線が目立ってくるのは30代くらいからで、年齢を重ねるとともに深くなっていきます。あまりにもクッキリしたほうれい線は、人気漫画の主人公のような険しい顔になるため、ゴルゴラインとも呼ばれています。
ほうれい線によるデメリット
ある製薬会社が2017年に行った調査によると、見た目年齢を判断する上でほうれい線が大きなポイントとなることが判明しています。特にほうれい線+口元のたるみが加わると、見た目年齢が上がりがちになります。また、ほうれい線は年齢判断だけでなく、その人の印象にも影響をしているようです。調査では、見た目で好印象を与えるポイントして、「肌のハリ」が圧倒的多数でした。肌に「潤い」があっても、ほうれい線ができる人も多数いることも判明。ほうれい線治療にはさまざまな種類がありますが、「ハリ」を肌に与える方法のひとつである再生医療に人気が集まっています。
ほうれい線の再生医療について
ほうれい線の再生医療ではFGF(細胞増殖因子:Fibroblast Growth Factors)添加PRP療法が今まで主流でした。FGF添加PRP療法とは、自分から採血した血小板を濃縮、再びシワ・たるみに注入するもの。ところが、満足度は5割程度にとどまります。成長因子を加えたFGF添加PRP療法もありますが、ある程度精度が上がるだけで満足度は5割5分といったところ。その原因は人により効果に差が出てしまうからとのことです。
ほうれい線を改善するなら、個人差に頼らない方法を選びたいところです。肌は年齢と共に細胞が衰えて凹みがち。凹むことでシワやタルミになりやすくなります。再生医療では、自分の肌細胞を採取、培養することで肌のハリを改善する先進医療です。
肌から摂取した細胞を大量培養することで、いままで単体で注入していたヒアルロン酸、コラーゲン。サプリから摂取していたエラスチンも大量生成。培養された細胞を肌に注射すると、ほうれい線になった部分の細胞がよみがえり、ハリがアップする仕組み。ほうれい線に対する治療はレーザー、フェイシャルフォト、ヒアルロン酸、ボトックスが知られていますが、再生医療は根本的にほうれい線を改善します。また、採取した細胞を未来の自分のために保存するサービスも行っているクリニックも。ほうれい線で悩んでいる人は再生医療も視野に入れて検討しましょう。
<参考サイト>
肌の再生医療とは | 肌の再生医療専門院RDクリニック