竹ラグでシミができる?気を付けたいポイント

フローリング

シミが出来る原因

竹ラグは夏場などに敷いて使用する便利なアイテムであり、フローリングの上に敷いて使ったりしますが、1つだけ難点があります。
それは座っていると、くるぶし付近に茶色いシミが出来てしまうことです。
1度シミが出来てしまうと冬ぐらいまで消えないので厄介ですね。

このシミは摩擦黒皮症と言われており、肌が繰り返し摩擦によって刺激を受けることで、メラニン色素が皮膚に沈着してしまい、シミのように黒ずむ症状です。
竹ラグを使う場合以外でも、お風呂でタオルやブラシでゴシゴシ洗う部分や、下着で締め付けている部分などが黒ずむのが、この症状になります。
メラニンは通常はターンオーバーで体外に出ていきますが、摩擦黒皮症になると真皮層までにメラニンがはいるために、なかなか黒ずみが落ちないのです。

実際に摩擦黒皮症によって黒ずみが出来ると、真皮層のターンオーバーは5年以上かかるので、染みが取れるまでにも時間がかかります。
対処方法としては、出来るだけ黒ずみを作らないことであり、肌は優しく洗ったりすることです。
体を洗うときにしても、スポンジなどでゴシゴシ洗うのではなく、優しく石鹸の泡などで洗うようにした方が良いです。
どうしても摩擦などを肌に与えると、肌はダメージから守ろうとして、メラニンを生成しますので、黒ずみが出来てしまいます。

摩擦黒皮症の対策

摩擦黒皮症で黒ずみが出来てしまっても、時間をかければ治るそうです。
一番は原因になる摩擦をなくすことであり、摩擦が無くなれば自然と黒ずみも薄くなっていきます。
顔などに出来てしまった場合は、すぐに黒ずみを消したいでしょういから、美容皮膚科に行って治療することが、もっとも手早いです。

自宅でも対策をすることは出来、それが美白効果のある化粧品を使うことです。
美白効果の高い成分はハイドロキシンであり、これを含む化粧品を使いましょう。
肌に合わない人は使用すると炎症を起こしたりしますので、使用するときはまずは一部分につけてパッチテストをしてからの方が良いでしょう。

ただし日本では配合する場合は2%までと決められていますので、それほど強い副作用は出ないはずです。
どうしても心配だという方は、皮膚科に行ってから相談して処方してもらいましょう。
また中にはハイドロキシンの刺激を抑えつつ、美肌効果をそのままにしたという化粧品もありますので、そのような製品を使うのも1つの方法です。

ハイドロキシンを使用するときは正しく使うのが鉄則であり、製品の注意書きを読んで、それに従って使用しましょう。
当然のことながらハイドロキシンの濃度が高いと美肌効果も高いですが、その分副作用も出やすくなります。
安全を求めるなら濃度の低い製品から使ってみると良いと思いますよ。

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