肉や魚を食べないという点では一致しているヴィーガンとベジタリアン
様々な理由で、特定の食品を受け付けない人や、食べられないという人がいます。
その理由は人それぞれで、身体的なアレルギーなどによって物理的に食べることができないという人もいれば、宗教的な信条を持っている人、健康や美容のためにあえて食べないという人もいます。
特に、肉や魚を食べない人のことをヴィーガンやベジタリアンと呼んでいます。
ヴィーガンもベジタリアンも、基本的に野菜や穀物などをメインとした食事を摂り、肉や魚などを食べないという点では共通しています。
欧米を中心にこうした食生活のスタイルを持っている人は増えていて、ハリウッド俳優などでもこうしたスタイルを貫いているケースが少なくありません。
日本ではそれほど多くはありませんが、徐々にその存在を増やしているといった状況が見られます。
ヴィーガンとベジタリアンの違い
ベジタリアンという言葉は昔からよく聞いていましたが、あまりヴィーガンという言葉は以前は聞かれませんでした。
そもそも、この二つに何らかの違いがあるのかということも分かりづらく、なんとなくどちらも野菜ばかりを食べるというスタイルなのかな、という程度の認識を持っているというのが大多数の意見でしょう。
しかし、この二つには違いがあります。
まず、ヴィーガンというのは、動物に由来する食品は一切摂らないという完全菜食主義者のことを指します。
つまり、チーズなどの乳製品や、コンソメやかつおだしなどの抽出物、はちみつやゼラチンなどの副産物も、そこに動物に由来するものがなにかあれば一切食べないということを指します。
単に美容や健康のことを考えるというだけでなく、動物保護などの観点からヴィーガンとしてのスタイルを持っているケースが多いのです。
一方、ベジタリアンはいくつかのタイプがいます。
肉や魚そのものは食べないものの、牛乳などの乳製品は摂るという人もいますし、コンソメスープなどであれば構わないという人もいます。
ベジタリアンは単に肉や魚を心理的もしくはアレルギーなどの身体的な理由で受け付けられないというケースもありますし、美容や健康のためにあえて避けているというケースもあります。
より健康的な食生活を送るために見習えることも多い
ヴィーガンにしてもベジタリアンにしても、肉や魚を一切食べないため、野菜と穀物、フルーツがメインの食生活となります。
自分自身がヴィーガンやベジタリアンとして過ごすということではなくても、植物由来の食品をメインにした食生活を送ることによって、より健康的な食習慣を築けますので、そこから見習うべき点を見つけることができます。